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2019年01月12日

声が楽に出る!?歌う時の正しい姿勢は?

ボイストレーニング レッスン

今日は、歌うときの姿勢について書きたいと思います。

従来のボイストレーニングでは、最初は歌うための正しい姿勢、良い姿勢を覚えるところからスタートします。
肩幅は広く、あごは引いて、胸は開き、背筋は伸びやかに、足はこれぐらいの幅で、重心は真ん中で、、、

ボイスエンライトメントでは、決められた正しい姿勢、良い姿勢は目指しません。

なぜかというと、人によって声が楽に出る姿勢、呼吸がしやすくなる姿勢というのはまったく違うからです。
100人いたら100通りの状態があります。

もっといえば、一人の人でも、毎日毎日、毎瞬毎瞬、体調やら心の状態やらが変化するので、良い姿勢も一瞬一瞬変化していくはずなのです。
決められた正しい姿勢や良い姿勢に固執してしまうと、自由で自然でのびのびした声が出にくくなってしまうのです。

ボイスエンライトメントでは、声が全身に響く姿勢、楽に呼吸ができる姿勢が、“良い姿勢”だとしています。

それが、従来の「歌うための正しい姿勢」とは、まったくかけ離れていることもしばしばあります。

たとえば、ものすごく背中が丸くなっていたり、あごが上がっていたり、腰が捩れていたり、首が歪んでいたり、重心が左右に偏っていたりしても、それがその人のそのとき、一番自然で“良い姿勢”だということがあります。

というわけで、ボイスエンライトメントのレッスンでは、わざと身体の角度を変えたり、伸びたりねじったりゆがめたりしながら、一番自然に楽に声が出る身体の状態を探っていきます。

この時に大切になるのが、「内感力」です。

自分の声を耳で聞くのではなく、「身体で聞く」のです。

自分にとってもっともバランスの良い身体の姿勢、状態が見つかったときは、身体全身が響きます。

初めて身体全身が響くのを体験したとき、皆さんとてもびっくりされます。

自分では50%ぐらいの声しか出していないつもりでも、とてもよく通る大きくパワフルな声が出ます。
しかも、その瞬間の声が、その人にとって最高の美声(倍音がたっぷり)であり、人々を魅了する声なのです!

でも、そのときの姿勢は、普通のボイトレでは“超NG”だったりします(笑)。

もちろん、その姿勢で人前で歌うわけにはいきませんが(汗)。

まずはその全身で響く声の感覚を身体で覚えてもらい、
それが身体になじんでいくと、氣づいたら勝手にいわゆる“ボイトレ的に良い姿勢”になっていたり、姿勢などをまったく氣にしなくても、いつでもどんな姿勢でも楽々歌えるようになります。

そのとき身体の状態がどうなっているのかといえば、

●中心軸がつかめている。
●身体の内圧が高い。
●上虚下実の状態(頭、肩、手に力みがなく、足、腰がしっかりとしている)
●蝶形骨と仙骨がバランスよく活性し連動している。

言葉にするとこんな感じですが、
体感なので、本来は言葉にできるものでもありません。

これを、視覚や聴覚で見つけるのではなく、体感覚で見つけるのです。

トレーナーのわたしも、姿勢を見たり、声を聞いたりしながらではなく、自らの身体全体で生徒さんの声のバイブレーションを感じながら、その人のベストな発声を探っていきます。

わたしの身体が「気持ちいい」と感じている時、発声している人の声は、トーションボイスといって、身体や心やその場も活性させるものとなっています。

そう、あのフレディー・マーキュリーが出しているような声です!

今日のまとめ

⚫よい発声のための決まった正しい姿勢はない!

⚫視覚や聴覚ではなく、身体の内側から声のバイブレーションを感じながら、身体の重心やバランスを見つけていく。内感力が大切!



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