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2022年02月09日

AI時代とボイスエンライトメント

ブログ ボイスエンライトメント

【AIが神になる時代】


「自分の特性、価値、自分にふさわしいパートナー、職業、住環境、自分に合う治癒法など、自分のことをなんでもわかる全知全能のような存在がいて、自分のために選んだり決めたりしてもらえたら、な〜」って思うことありませんか?


多分、誰の中にもそういう感覚ってあると思うんですよね。


それ、ちゃんと顕在化させて見張っておいた方がいいかもしれません。


これから迎える時代は、データ至上主義の時代、、 


データを多く持つものが、世の中を制する時代。


AIやデータで何でも分かるようになり、企業は私たち顧客のニーズを完璧に捉えた商品やサービスを提供できるようになる——


あなたに似合う服から身体に合う食事、相応しい職業や結婚相手、今の体調にあった薬や治療法、全て最適なものがビッグデータによって選ばれるんです。


凄くないですか。


全知全能のようなビッグデータが、あなたのためになんでも決断を下してくれるようになっていく。


もう何も迷わなくて良いんです。


失敗も怖がる必要もないし。


毎日ググり、アマゾンでモノを買い、フェイスブックで「いいね」つけるたびに私たちはプロファイリングされデータベース化されていってます。


ビッグデータを持つ企業は、あなたの両親や伴侶以上にあなたのことを良く知るようになるのではないでしょうか。


だから、誰よりも最適な決断をあなたのために下してくれるようになります。


それだけでなく、自分の好みのアバターのAI自体があなたの最高の恋人、最高のメンター、最高のカウンセラー、最高のシェフや家政婦になる日も近いかもしれません。


、、、ここまで読んで、


何か背筋が寒くなるような感覚があった人は、


私仲良くなれそうです。


ここに大事な問いがあります。


「あなたのデータ=あなた、


なんでしょうか?」


 

データはあくまでも数字・記録であり、


それをどんなに増やしたところであなた自身になりようがありません。


そこにはあなたはいません。


でも、「世界中の人々を分析すればするほど、お金は巡ってくる」と考える多くの企業はそうは思ってません。


そして、企業だけでなく、実は多くの人がそうは思ってません。


だから、どこの大学出たとか、どこで働いてるか、年収はいくらか、何人と付き合ったか、とか、こんな家を持ってるとか、何回賞を取ったか、あるいは何個「いいね」がついたか、などそういう「記録にまつわること」が人々の関心事の多くを占めるのです。


そうやって、人間がテクノロジーとの関係性を深めていくことで、果たして私たちは幸せになれているのでしょうか?


 

【私たちには、身体がある】


インターネットなどのテクノロジーは、私たちの生活を便利に快適にしていく一方で、身体や感覚から私たちを遠ざけてきました。


パンデミックを機にその流れは一気に加速して、今はテレワークは当たり前、オンライン授業、オンライン飲み会やワークショップ、さらにはヴァーチャル旅行まで登場しました。


それはつまり、直接的に身体を通して人と関わったり、実際に出かけていきその空間のにおいを感じたり、肌で感じたりする機会がどんどん減っているということになります。


政府が発表している未来の社会でも、「2050年までに我々人類は生身の身体を捨てて、意識をデータ化し、デジタル世界で生きていく」というムーンショット目標を掲げています。


私たちが望んでいる、いないにかかわらず、私たちはトランスヒューマンになっていくらしいです。


すでに気づいている人もいるかもしれませんが、コロナ禍でのテレワーク、オンライン授業などは、その新しい生活様式に慣れるための準備、訓練なのです。


いきなりそんな世界に移行したらみんなビックリしちゃうので、ちょっとずつ慣れてもらおうという政府なりの配慮?があるようです、、、


「なんで、そんなに怖がる必要がないものにこんなに対策、対策と躍起になるんだろう?」と違和感を覚えた人は、ある意味身体との繋がりがそこまで失われてないのかもしれません、、、

 

そうやってリアルからバーチャルへと交流の場が変わりゆく便利さやメリットと引きかえに、現実感が希薄で心が満たされなかったり、人生に潤いが無くなってきていると感じてきている人は決して少なくないはずです。


現代人の心身の不調の原点がまさにそこにある、という医学的な見地もあります。


つづく

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