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2022年05月05日

自分らしさと歪んだ自己イメージ

ブログ 心を解き放つ 自分らしく生きるヒント

今日は自分らしく生きるヒントについて書きます。

 

ありの~ままの~姿見せるのよ~♪


「ありのままの自分を生きる」
「自分らしくある」
という言葉、よく聞くけれど(アナ雪の歌でもあったし、、、)、
それがどれほど難しいことなのか、ということを実感している人は多いと思います。

度合いの差はあれ、すべての人の中には
「こう思われたい」という自己イメージと、
「絶対にこう思われたくない、世間から隠したい」という自分をセットで持っていて、
隠したい方の自分を隠すことにも、「こう思われたい」の自己イメージの方を演じることにも、
本当は疲れまくっています。

人といるのがとーっても疲れることだとしたら、それが一番大きい原因かも。

「こう思われたい」も、「こう思われたくない」も、
どっちも無自覚だということ、
そして、みんな同じことをしている、ということが、
この問題をより複雑にしています。

お互い様なので、そこはお互いに触れないでおこうね、
という暗黙の了解みたいなものがあるのです、、、

知ってほしいのは、
実はバレバレだということ。と、
そして、
隠せば隠すほど、内面が弱っていく、ということ。

もう一つは、これを続けている限り、誰とも真には繋がれない、ということ。

隠したい自分(潜在意識化で起きてること)、、、
例えば、

〇怒っている自分
〇不幸な自分
〇経験が少ない自分
〇ないものねだりをしている自分
〇取り柄がない(と思っている)自分
〇幼稚な自分
〇臆病な自分
〇うまくいってないことがある
〇欲深い自分
〇だらしない自分
〇差別的な自分
〇不道徳な自分
〇無知な自分
〇未熟な自分
〇金銭に細かい自分
〇愛に飢えている
〇迷い続ける自分
〇失敗した自分
〇貧乏な自分
〇老いている自分
〇嘘つき
〇冷酷な自分
〇不安や寂しさ

などなど
他にも隠したい自分として、、

〇過去にトラウマ経験がある(いじめ、虐待、罪を犯した、他人を傷つけた、大きな失敗、死別、失恋、育った家庭環境に安らぎがなかった、事故、地震など)

〇身体的特徴(太っている、痩せている、疾患がある、禿げている、毛深い、背が低い、ハンディキャップがある)

〇セクシャリティ(性的嗜好、性的マイノリティ、風俗をやっている、性的経験がない、など)

そして、それを切り離すことによって作り上げる自己イメージは、、、

例えば、
〇かっこいい自分
〇金持ち
〇成功者
〇革命者
〇賢者
〇女神
〇異性にモテる
〇悟っている、達観者
〇非凡、奇人
〇勝ち組
〇アイドル、人気者
〇妖精、天使
〇ヒーラー
〇ものわかりのいい人
◯ピーターパン
◯ナチュラリスト
〇救世主
〇清楚、さわやか
〇フレンドリー
〇しっかり者
〇スターシード

など。

これは、ポジティブな自己イメージの例ですが、
ネガティブな自己イメージに陶酔する場合もあります。

例えば、
〇不幸な人
〇かわいそうな人
〇不運な人
〇子どもっぽい
〇反社会者、トラブルメーカー
〇被害者
〇社会から関心を持たれない人
〇病弱な人
など

ネガティブにしてもポジティブにしても、
どちらも真の自分と切り離されている状態なので、真の自分から離れれば離れるほど
無力感、不安定さが大きくなり、世界を歪んだ目で解釈するようになります。

どちらの場合にも共通していえるのは、
・強い自己否定
・常に人の賞賛や注目、ケアが必要
・精神が不安定
・イメージと同化して、イメージの世界に住み、現実と乖離している
・他者や世界に理解が持てない、あるいは興味がない
・投影が強い、ので、優越感や自己憐憫などをベースに人や世界を攻撃する(~のせいで気分が悪い)

 

歪んだ自己イメージから真の自分への回帰


★まずは、
1.世間から「どんな自分」を隠そうとしているか→乖離している自己

2.世間から「どう見られたい」と思っているか→自己イメージ

を知ることから。

イメージの自分を本当の自分だと思い込み、
長い間そのイメージの中にのみ生きてきた場合、
もし、誰かがそのイメージの世界から引き出そうとすると、
とてつもない恐怖心がわき、激しい抵抗が起こります。

カウンセリングやセラピーでも、その度合いが強い人ほど、イメージから抜け出すのが難しく、
少し良くなってはまた戻る、という状態が長く続く傾向が見られます。

なので、
「世間から隠したい自分」

「こう見られたい自分」
を見つける作業で、まずは強い恐怖心と激しい抵抗にあいますが、
そこを乗り越えることからがスタートです。

★「こう見られたい自分」が見つかったら、
それは、本当の自分ではなく、「イメージ(=真実ではない)」ということに気づくこと。
イメージとの同一化から非同一化へ。

イメージが本当の自分ではないと気づいたら、
次はそのイメージと対話していくことです。

「どうしてそう見られたいの?」
などなど聞いていくと、
「本当の自分には価値がない」「本当の自分は無力だから」「本当の自分は愛されないから」「本当は酷い人間だから」「欠陥人間だから」
などの思いが見つかるでしょう。
これらの思いは、とてもとても深い潜在意識のレベルに埋もれている場合が多いです。

先ほど見つかった「隠したい自分」がそこに紐づいているはずです。

「隠したい自分」は、=恥ずかしい自分ではないです。
愛されない自分でも、無力な自分でも、人として悪い自分でもない。

自分の中の何か、あるいは存在そのものを「恥ずかしい」と思うのは、
社会構造として、家庭構造として、人間の自我の構造として、
人間の意識に仕込まれるプログラム(根源的な自己否定感情)みたいなものです。

この「恥ずかしさ」と密接に結びついている「無力感」「自責の念」も同様です。

これらの感覚を隠すために、感じないようにするために、
勉強や仕事や奉仕や人間関係や、あらゆる活動を頑張る人もいますが、
何を努力しても、達成しても、
根底にある「恥ずかしさ」「無力感」「自責の念」が消えることはなく、
むしろエネルギーが出ていくばかりなので
時折鬱になったり、死にたくなったりします。

その根源的自己否定感情のプログラムに気づいて、そこから抜け出さない限り、
どんなに隠し通せたとしても、そこには苦しみしかない。

プログラムは、いろんな形で、ありとあらゆるところに仕掛けられています。
学校、家庭、メディア、SNS、職場、宗教、セミナーなど。

だから、セッションいっぱい受けて、内観でいっぱい気づいて、
「もう大丈夫」と思っていても、
油断するとすぐにそのプログラムに共振してしまいます。

「あ、これはプログラムだ」と見抜いて、
そこに近づかないようにすることがとても大切。


自己否定感覚は、骨身に刻まれている


認知のレベルでの理解もちろん大切ですが、
それ以上に大事なアプローチがあります。

それが、身体感覚へのアプローチ。
恥の感覚にしても、無力感、自責の念にしても、
本質は思考ではなく、身体感覚なのです。

文字通り、身体に刻み込まれていて、
アタマでは「プログラム」と理解できて、解除できても、
身体は反応するので、そちらのリアリティに負けてしまいます。

強い恥の感覚、無力感、自責の念があると、
それだけ身体感覚もいたたまれないもの(不快感極まりない)になるので、
それを紛らわすようにアルコールや甘いものやゲーム、
安心できない恋愛関係に逃げる、、、

依存症も、原因は潜在的な自己否定感情なのです。

身体感覚から逃げ続けるということは、つまり「今ここ」にいないということにもつながります。

「今ここにいない」がゆえに起こるのはどういうことかというと、、、

●喜怒哀楽を感じない。自分が何が好きかわからない。
●何をやっても楽しくない
●自分と世界の間に何か壁のようなものが挟まっている感じ。
つねに頭の中にもやがかかっている感じ。
●目の前のことに集中できない。いつも気づいたら意識がどこかに飛んでしまっている。
●「話を聞いていない」と人からよく言われる。
●多重人格ぽくなる。

根源的自己否定感情を克服するには、
インナーチャイルドなど心理的アプローチだけでなく、
身体的アプローチも不可欠なのです。
(カラダを緩めるエクササイズ、深い呼吸、倍音を浴びる、香り、マッサージ、森林浴、温泉、土に触れる、瞑想など)

大きなトラウマを抱えている場合、いたたまれないほどの身体感覚を解消するのにかなり色々取り組む必要があり、それも数年(2、3年)はかかると思ってください。

「隠したい」は、必ず誰かの役にたつ


今、あなたが隠したいと思っていることは、
必ずいつか、同じ境遇にいる人たちを助けることに繋がります。

いじめられた経験も、
失恋した経験も、
ビンボーな経験も、
怖くて前へ進めなかった経験も、
ウツや摂食障害の経験も、
傲慢で人を見下していたことも、
誰かを傷つけた経験も、傷つけられた経験も、

それが最も強くあなたを輝かせるリソースとなる日が必ずきます。

誰にも彼にもとはいいません。まずは、自分が安心できる人間関係、大丈夫と思える人を見つけて、思い切って告白してみる。

「誰にも言わなかったんだけど私、実は、、、」

話す=放す、なので、

オープンにしたことであなたの心は軽くなり、閉じこもっていた殻から抜け出すことができます。

あなたがオープンになったことで、相手も同じように「隠したい自分」を見せてもいいんだと思えるようになります。

そこに共感が生まれ、繋がりが生まれます。

一度そういう経験をすると、驚くほど自分の中にパワーが戻ってくるのがわかると思います。

「隠している自分」が誰かの支えになるまで、勇気はいるし、時間もかかるし、根気もいるかもしれませんが、ぜひありのままの素材•資質•リソースを活用して、一度しかない人生、あなたのいのちを輝かせてくださいね。
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